アリババ仕入れ商品の新たな販売ルートはShopifyで作る⁈今注目のECサイト制作サービスについて
アリババやタオバオで仕入れた商品を、自分のオンラインストアで販売したいと考えている事業者様は少なくありません。
自社のオンラインストアを立ち上げようとしても、一体どの制作サービスを選べば良いのか迷いますよね。
各サービスにおいて料金体系や仕組みは大きく異なるため、どれが自分のビジネスに適しているのかを判断するのはなかなか難しいです。
そこで今回は、急速に人気を集めているECサイト制作サービス「Shopify」について詳しくまとめてみました。
気になる費用やサービス内容等をご紹介します。
最適な制作サービスを選ぶ際に、ぜひご参考ください。
1.Shopifyとは
Shopifyはオールインワンのコマースプラットフォームで、オンラインや実店舗などでビジネスを展開する事業者様を支援するサービスです。
自身のオンラインストアをデザインし、物品やデジタル商品、サービス等を販売できます。
ショッピングカートの機能があるほか、支払いと配送のオプションを管理するためのツールが提供されています。
2.Shopifyの料金体系
三日間はクレジットカードの登録なしで、無料でサービスを体験できます。
オンラインストアを立ち上げる際の初期費用はかかりません。
事業開始後はそれぞれ異なる機能と料金プランが定められています。
料金に関しては、月額制のプランと年契約プランがあります。
2023年6月現在の主要プランの料金体系は以下のとおりです。
①ベーシックプラン :月払い 33USドル(約4,500円)/月
年払い 25USドル(約3,500円)/月
②スタンダードプラン :月払い 92USドル(約13,000円)/月
年払い 69USドル(約10,000円)/月
③プレミアムプラン :月払い 399USドル(約56,000円)/月
年払い 299USドル(約42,000円)/月
これに加えて、すでにWebサイトやSNSを運用している人向けのスタータープラン(月額5USドル、約700円)と、大企業向けShopify Plusプラン(月額2,000USドル、約220,000円)もあります。
プランはいつでも変更・キャンセルできるうえ、年額プランを選択した場合は25%の割引が適用されます。
また、各プランを利用する際には、さまざまな手数料が発生します。
これらの料金はプランや利用する決済サービスによって変わります。
では、どのような手数料の種類があるのか、確認しましょう。
(1) 決済手数料
まずShopifyの決済手数料は、選択するプランにより異なります。
Shopifyではクレジットカード決済やデジタル支払い処理が可能となる独自の決済ゲートウェイ、Shopify Paymentsを推奨しています。
もちろん、他の決済方法を使用することも可能ですが、その場合は追加の取引手数料が発生します。
Shopify Payments利用時の決済手数料
・国内発行のカード 3.25%~3.4%
・海外発行のカード / American Express 3.8%~3.9%
・JCB / Diners Club / Discover 4.05%~4.15%
(2) 取引手数料
Shopify Paymentsを利用すれば、取引手数料は無料です。
他の決済方法を利用した場合は、取引手数料が発生します。
・ベーシックプラン :2%。
・スタンダードプラン :1%。
・プレミアムプラン :0.5%。
取引手数料は出費のコストとしては抑えたいものですね。
取引数を考慮し、Shopify Paymentsを利用するかどうか検討しましょう。
(3) 両替手数料
国際的な取引を行う際には取り扱う通貨以外で決済されることもあります。
この場合、Shopify Paymentsでは自動的に通貨を変換しますが、その際には、通常、一定の両替手数料(通貨変換手数料)が発生します。
・アメリカでは1.5%
・Shopify Paymentsを使用している場合、他のすべての国および地域で2%
なお、Shopifyでは振込手数料は無料で、ユーザーにとってはうれしいポイントとなっています。
3.Shopifyの仕組み
Shopifyの各プランには、商品金額の制限、スタッフアカウント数、利用可能な販売チャネルなど、様々な機機能があります。
そして、プランによって使用できる機能に違いがあります。
例えば、ベーシックプランではスタッフアカウント数が2つ、スタンダードプランでは5つ、プレミアムプランでは15となっております。
サポート体制もプランによって異なりますが、無制限の商品登録数サービスや24時間体制のサポートなどが用意されています。
さらに、各プランには、流入経路の分析、顧客分析などの機能が含まれています。
BASEやSTORESなど他のECサイト構築サービスと比較してみると、Shopifyは多機能で快適に利用できることがわかります。
選んだプランによりランニングコストが変わるため、運営の規模や必要な機能に合わせて選択しましょう。
ただし、各種手数料がかかるため、開設前にそれらを計算し、予想されることが売上金に対して負担が過大ではないかを必ず検討しなければなりません。
4、どんな人がShopifyを導入すべき?
Shopifyは次のような人におすすめです。
【海外市場への事業参入を検討している人】
Shopifyは、多言語や他通貨決済、海外発送に対応できるので、気軽に国際販売事業に取り組めるでしょう。
さらに大手配送業者(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便、FedEx、UPS、DHLなど)と提携していて便利です。
【多くのオンラインストアを運営する予定の人】
自社のウェブサイトを構築するためのプラットフォームであるShopifyは、商材に関する決まりがありません。
アパレルや雑貨など、多岐にわたる製品に対応しています。
さまざまな商品を販売したい人にとっては、テンプレートの豊富さと使いやすさは大きな魅力です。
【コストを抑えたい人】
Shopifyのプランは、月額料金と運営費が比較的低く設定されています。
プラン変更も簡単にできるため、売り上げに合わせて設定することもできます。
また、3日間の無料体験もでき、気軽に始めやすいのもいいですね。
5、Shopifyを利用する際の注意点
【専門的な知識が必要】
Shopifyの初期設定や設定は直感的にデザインを行うことが可能ですが、高度なカスタマイズや特定の機能の追加にはHTML/CSSやLiquidといったプログラミングの知識が求められます。
自分で全てを管理したいと考えている場合には、それらの知識を習得するか、プロのサポートを受ける必要があります。
【料金設定をよく理解する】
Shopify の料金体系は非常に明確ですが、それぞれのプランの機能やサポートを十分理解して選ぶことが重要です。
特に、大規模な店舗運営や複雑な機能が必要な場合には、高額なプランを選ぶことになります。
ただし、求める機能に見合った料金設定を理解していなければ、必要以上に料金を払うことになりかねますので注意が必要です。
【Shopifyだけで集客しようとしない】
Shopifyは自社ブランドの世界観を表現するのに優れたプラットフォームです。
一方で、集客が課題となっています。
売上向上のためには、SNSとの連携や他の集客戦略が必要と考えられます。
また、集客力が高いプラットフォームであるAmazonや楽天などのモール型ECサイトとの連携も有効な手段となります。
6、まとめ
Shopifyを利用すれば、誰でも簡単にオンラインストアを立ち上げることができます。
それぞれの事業者様のニーズに合わせた適切なサービスを受けることができるのも魅力的です。
Shopifyをうまく販売事業に取り入れ、最大限活用しましょう。
本記事の内容はさくら代行が独自に調べて作成したものです。
必ずしも正しいとは限りません。
ご参考になれば幸いです。
この記事は中国輸入代行業者である中国仕入れのさくら代行が執筆しています。
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